パソコンによる電子カルテの最近の割合

以前までは紙のカルテが主流でしたが、保管場所の事や手書きの字が判別不能である、紛失のリスクもあり、電子カルテ化が進んでいます。電子カルテの整備率は一般病棟全体で2000年頃では1%程であったものの、2010年頃には20%程まで増えています。病床数の400以上ある大規模な病院では更に整備が進んでいるようで、2000年頃は2%程であったものの、2010年頃には55%程まで増えています。一般病棟、大規模な病院も共に2010年頃から現在まで、8年経過している事からこちらの割合よりも整備率は上がっていると思われます。これからは電子カルテの導入だけでなく、クラウドによる方法が注目されています。2011年に発生した東日本大震災の経験があり、震災の津波で多くの病院が流され、患者のカルテも消失している状態です。医療クラウドに保管する事で消失を防ぐ事が可能です。

電子カルテを使用するメリットとは

電子カルテは紙のカルテの代わりとして使用されているカルテで、患者の医療機関の受診履歴や既存症、処方された薬やアレルギーの有無などの注意する点などの過去の医療データを参照する事ができるので、患者や医師の記憶に頼る事なくデータを正確に確認する事ができます。また、紙のカルテとは違い、手書きの字が判別不明であったり、読み間違えなどのミスを減らす事ができます。カルテの管理や保管場所に困る事もありません。患者さんの診察の度に保管場所から診察室へ、記入した後は再び保管場所へ運ぶ必要がありましたが、電子カルテであればこの作業が不要となります。また、データ保管される事でカルテを紛失する事もなく、カルテを探す時間も短縮され、迅速な対応が可能となります。管理が楽になるだけでなく、患者さんも待ち時間が減るメリットがあります。

電子カルテを正しく利用するには運用マニュアルが必要です

最近では電子カルテを導入している病院が多くなっていますが、大規模な病院ほど紙のカルテに比べコスト削減などにもなる事から導入されています。注意しなければならないのが、インターネットを利用してカルテを閲覧する事から、運用マニュアルを作成し、情報漏洩などに対してのセキュリティーを考えておく必要もあります。電子カルテは画面上に表示した時点で誰でもカルテの内容を目にする事ができ、看護師や担当医師だけでなく、患者さんや家族も目にする事が可能になります。外部者がカルテにアクセスしてしまうと、患者さんの情報が洩れてしまい、情報漏洩のアクシデントに繋がります。また、電子データ化される事で、保存や修正なども容易に行う事ができるため、運用マニュアルは必須となります。マニュアルは病院に合ったものを作成する事が大事で、サービスを提供している会社が紹介しているような事例などを参考にして作成するのがオススメです。